アメリカの小学校や中学校では、地域や家庭を支えるためのチャリティ活動が学校行事としてよく行われます。代表的なのが Food Drive(フードドライブ) と Toy Drive(トイドライブ)。
「何を持っていけばいいの?」「新品じゃないとダメ?」「いつ、どうやって提出するの?」と迷いやすいイベントなので、初めての方でも安心して参加できるように流れとコツをまとめました。
1. Food Drive(フードドライブ)とは
目的
家庭の事情などで食料が不足しがちな人に向けて、保存食品(non-perishable food) を集め、地域のフードバンクや支援団体へ寄付する活動です。学校が「地域に貢献する」教育の一環として実施することも多く、児童・生徒が参加しやすい行事の一つです。
よく集められるもの(例)
学校から配布されるリストが最優先ですが、一般的には次のようなものが多いです。
- 缶詰(ツナ、豆、スープ、野菜、果物など)
- パスタ、米、シリアル、オートミール
- ピーナッツバター、ジャム
- 箱入りのマカロニ&チーズ
- 保存のきくスナック(個包装)
- ベビーフード(指定がある場合)
NGになりやすいもの
- 賞味期限が近い/切れているもの
- 開封済みの食品
- 自家製の食品
- ガラス瓶(学校によっては安全上NGのことがあります)
2. Toy Drive(トイドライブ)とは
目的
ホリデーシーズン(11〜12月)に多いのがToy Drive。子ども向けのおもちゃを寄付し、支援団体を通じて必要な家庭に届ける活動です。
基本ルール(よくあるケース)
- 新品・未開封(new, unwrapped) が原則
- 年齢別の希望がある(例:0–2歳、3–5歳、6–8歳、9–12歳、ティーンなど)
- ぬいぐるみは不可、または新品のみ、など学校独自ルールがある
選びやすい寄付アイテム(例)
- レゴやブロック系(年齢表記を確認)
- 絵本、児童書
- 文房具セット、クラフトキット
- ボードゲーム、カードゲーム
- スポーツ用品(ボール等)
- ティーン向け:スケッチブック、ワイヤレスイヤホン以外の小物、ギフトカード(学校が許可する場合)
3. 学校での参加の流れ(典型パターン)
学校によって細部は異なりますが、だいたい次の流れです。
- 学校から案内が届く(紙、メール、学校アプリ、クラスニュースレターなど)
- 寄付品の条件を確認(期限、対象、NG品、提出場所)
- 購入・準備(子どもと一緒に選ぶと学びになります)
- 提出(教室回収、指定ボックスへ投入、イベント当日に持参など)
- 表彰・クラス対抗企画がある場合も(最も集めたクラスが表彰など)
4. よくある「困った」を防ぐチェックリスト
- 学校指定のリスト・ルールを最優先で確認した
- 期限(締切日)をカレンダーに入れた
- 食品は未開封で賞味期限に余裕がある
- おもちゃは新品・未開封(必要ならタグやシールもそのまま)
- ガラス瓶や危険物などNG品が混ざっていない
- 提出場所(教室/オフィス/回収ボックス)を把握した
5. 忙しい家庭向け:時短でできる参加アイデア
- ネット注文→自宅配送→そのまま提出(未開封のまま持参しやすい)
- 迷ったら「学校が指定した定番品」を数点だけ
- Toy Driveは「年齢表示が明確なもの」を選ぶと安心
- 兄弟がいる場合は「1人1点」でも十分な参加になります
6. 英語でのよくある案内文(意味の目安)
学校の連絡で見かけやすい表現です。
- non-perishable:保存がきく(常温保管できる)
- new, unwrapped:新品、包装しないで(ラッピングは不要)
- drop-off location:提出場所
- deadline:締切
- donation bin:寄付回収ボックス
7. 参加することで得られること(親目線・子ども目線)
子どもにとって
- 「地域で助け合う」経験が具体的に学べる
- 物を選ぶ/寄付するという行動が自己肯定感につながる
- クラス活動の一体感を感じやすい
親にとって
- 学校文化を理解するきっかけになる
- 先生や学校とのコミュニケーションがスムーズになりやすい
- “参加している家庭”として学校に馴染みやすい
8. よくある質問(FAQ)
Q1. 参加しないとまずい?
基本的に任意です。とはいえ、少量でも参加すると学校行事に馴染みやすいので、無理のない範囲での参加がおすすめです。
Q2. いくらくらいが目安?
家庭によってさまざまです。食品数点($5〜$20程度) でも十分。学校から「目標」や「推奨」が出る場合はそれに合わせると安心です。
Q3. 寄付は税金控除になる?
寄付先が適格団体(例:501(c)(3))で、条件を満たせば控除対象になる場合がありますが、学校経由の寄付は扱いがケースバイケースです。必要なら領収書や案内を保管し、詳細は税務専門家に確認してください。
まとめ:迷ったら「学校の指定」を最優先で、少量からでもOK
フードドライブやトイドライブは、アメリカの学校ではとても一般的な行事です。ルールは学校ごとに違うので、まずは案内文を確認し、無理のない範囲で参加するのが一番。
少しでも参加すると、子どもにとっても「学びの経験」になります。



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